130年続く醤油屋なのに、醤油が入っていない商品を考案。
五代目が挑んだ、常識を覆す挑戦。
五代目の江口さんは、対馬のアナゴ、アジ、椎茸の旨みがきいた「だし醤油」を開発しました。ある時東京のお客様に味見いただいた際、「だしはいいけど、醤油がねぇ」と言われたそうです。地域によって違う醤油。江口さんは醤油が否定されたことよりも対馬の魅力が否定されたようなショックを受けたそう。そこでついに、醤油屋なのに醤油を抜いた商品をつくることを決意しました。
対馬の名物、穴子。他とは違う訳がある。
だし醤油の素に入っている最も特徴的なものはアナゴです。1匹分くらいの骨がそのまま入っています。対馬は全国でも有数のアナゴの水揚げ量を誇ります。対馬の荒海で育ったアナゴは他にはない肉質。二刀流で有名なメジャーリーガーも築地から対馬産アナゴを取り寄せるほど。その味わいはもちろん、その骨から出るダシも極上です。
味わってほしいのは、対馬の魅力。
江口さんは「味わってほしいのは対馬の魅力なんです」といいます。そのためなら本業である醤油は後回し。醤油屋さんなのに「中身の醤油はお好みでどうぞ。」と笑顔で言います。江口さんは対馬の魅力を閉じ込めた容器を持って、各地を飛び回っています。※対馬の醤油は甘口です!